蒸気レトルトと空気レトルトの利点

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蒸気空気レトルトは蒸気を熱源として直接加熱するため、加熱速度が速いです。独自のファン式設計により、レトルト内の空気と蒸気が十分に混合され、製品の殺菌のための伝熱媒体となります。釜内の蒸気は延長されたエアダクトと混合され、必須の内部循環を行います。殺菌過程で排気がなく、コールドスポットのない殺菌で、釜内の温度分布が均一になります。蒸気空気レトルトは幅広い用途があり、さまざまな包装形態と製品に適用できます。フレキシブル包装、ボトル、ブリキ缶(ひよこ豆の缶詰、ランチョンミート缶詰、ツナ缶詰、ペットフード缶詰など)、調理済み食品のアルミホイルボックス包装、魚の缶詰、ココナッツウォーター飲料、その他高温レトルトが必要な製品などです。

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蒸気レトルトと空気レトルト設備には多くの利点があり、以下に簡単に紹介します。

①温度制御システムは、製品やプロセスの加熱モードに応じて、線形または段階的に選択できます。蒸気と空気のレトルトは蒸気と空気が完全に混合されるため、冷点がなく、±0.3℃の温度制御が可能で、優れた熱分布を実現します。

②蒸気の損失を最小限に抑えるため、排気せずに蒸気で直接加熱します。

③信頼性の高いシーメンスPLC全自動制御システム。操作ミスが発生した場合、システムが自動的にオペレーターに適切な対応を促すよう通知します。

④圧力制御システムは、工程中のパッケージ内の圧力変化に連続的に適応し、圧力を±0.05Barで制御できるため、さまざまな包装形態に適しています。

⑤熱交換器を用いて間接的に冷却することで滅菌製品の二次汚染を防止します。

DTS は IFTPS のメンバーであり、北米に多くの顧客を抱えているため、FDA/USDA 規制と最先端の滅菌技術に精通しています。

(7)停電記憶機能により、設備が停電した後も再起動し、停電前の殺菌工程を継続して殺菌することができ、製品の損失を軽減します。


投稿日時: 2023年12月4日