袋入りの製品が殺菌後に膨らむ原因をご存知ですか?

袋の膨らみは、一般的に包装の破損や殺菌不完全による食品の劣化が原因です。袋が膨らむということは、微生物が食品中の有機物を分解し、ガスが発生していることを意味します。このような食品は食べられません。袋詰め食品を作っている友人からよくこんな質問を受けます。「高温殺菌したのに、なぜ袋が膨らむのですか?」

殺菌工程において、殺菌温度や殺菌圧力が適切な殺菌基準を満たしていないと感じたことはありませんか?殺菌レトルトを使用する場合、殺菌時間が不十分であったり、製品の基準温度を満たしていなかったり、殺菌中に機器の温度が不均一に伝わったりすることで、微生物残留物の増殖や袋の膨らみが発生しやすくなります。殺菌鍋が加熱された後、有効な殺菌温度に達していないため、食品中の有機物を分解する微生物が増殖し、二酸化炭素などのガスが発生します。これは、殺菌後に袋詰めされた製品が膨らむという問題につながります。

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製品包装の膨張袋に関する解決策としては、まず食品メーカーとして、食品自体の水分、油分などの成分管理、殺菌温度や殺菌時間の管理など、食品製造工程を厳格に管理する必要があります。次に、殺菌設備メーカーとして、お客様が生産する様々な製品に合わせて適切な殺菌製品を提供し、お客様の殺菌工程が円滑に進むようにする必要があります。こうした状況に対応するため、鼎泰盛は専用の殺菌実験室を設け、お客様に最適な殺菌工程をカスタマイズし、製品に適した殺菌温度と殺菌時間をテストすることで、袋の膨張問題を最大限に回避できるようサポートいたします。


投稿日時: 2023年9月14日